Monday, August 4, 2014

アメリカで見聞きした英語:This is a friendly reminder that〜 念のため事前に〜であることをご連絡いたします

表題の英語は何か大事なスケジュールがある場合に、事前にリマインダーを投げる際によく使う表現です。

日本語をベースにして英訳する発想をする人には絶対に出てこない表現ですね。直訳すると「これは〜であることを伝える親切なリマインダーです」となります。自分で親切なとか言っちゃう時点で違和感ありますが、よく見かけるので普通の表現です。

英語に慣れ親しむ過程で、「日本語をベースにして英語に翻訳する考え方はやめて、英語表現をそのまま身につけて、文脈に応じて活用する」という姿勢が重要だということは痛感しています。今回の表現も日本語での表現しか頭にないと出てきませんね。

 要はいかにネイティブがいる、もしくはネイティブ並の英語力がいるグループで、どういう表現を使っているかをつぶさに見て、知らない表現があればメモっておくのが良いと思いました。

Friday, July 11, 2014

人生初ハッカソンで仲間ができた。。9月はラスベガスで未来の Connected car 向けアプリをつくる!



続けざまに「Connected car」がらみのハッカソンに2回参加しました。
そして、同じチーム(2人だけ)で、9月のラスベガスで開催されるほぼ同じテーマのハッカソンにも出場します。めざせ1万ドル!
(補足しておくと、ハッカソンってのは、エンジニアが集まって1〜2日で何か新しいアプリを作っちゃうイベントです。)

元々はこんな出るつもりはありませんでした。

単に
  • プライベートで、モバイル・クラウドといった技術の勉強をしたい。何か具体的につくるネタをどうしようか?
  • 人生初ハッカソンをサンフランシスコにいる間に経験したい!
という2つの考えがあって、じゃ、興味ある分野のハッカソンに出て、そこで経験したことをベースにこれからの学習計画を組み立てれば一石二鳥だ!と思い、丁度良いスケジュールでやっていて、興味のある分野のハッカソンを探していました。

その時に丁度見つけたのが「API Days San Francisco」でした。テーマは「Connected car」。自動車とモバイルが連動することで、常時インターネット接続状態になることで、新しいサービスを生み出し、運転の体験をもっと快適で安全にしていこうという分野です。

自動車は大きな市場ということで、現在、続々とベイエリアの企業が Connected car がらみのAPI/SDK を発表しており、標準的なWebやモバイルの技術で個人が Connected car 向けのアプリを開発できるようになっています。ベイエリアでも盛り上がっており、イベントが散々開催されているところです。

市場が拡大しようとしている新しい分野に飛びこんで、アプリをつくるのも楽しそうだと参加を決意しました。

その中で、Connected car の研究をやっているというインド人とチームを組むことになり、ハッカソン終了後にも「1回で終わらせることなく、継続的に活動しよう!自動車業界にイノベーションを起こそう!」とくどかれ、やってやろうじゃないか!と9月のハッカソンにも参加申し込みをした次第です。

2回目のハッカソンの時には、チームメイトの自宅にてハッカソンを実施。彼の奥さんと娘さんと朝食を共にするハプニングも。もはや家族ぐるみです(笑)。

仕事やりながら、業務後に
  • オンラインミーティングをし、
  • ハッカソンネタを検討し、
  • バックエンドの勉強をし
  • 継続的にプロトタイプを開発する
のはややしんどいですが、ここに来て、なかなかおもしろい展開になってきたので、わくわくしています。9月のラスベガスでは良い結果をお伝えできるよう頑張ります。

サンフランシスコで浜松凧を製作 〜 サンフランシスコはあらゆる日本のお祭りが凝縮してて面白いですね



6月27日と28日にバークレーで凧祭りがあります。まだ1度も行ってないのですが、いろいろな凧の製作や凧揚げのワークショップがあったり、屋台が出たりするそうです。

その中で、日本人のグループ「Kite team of Japan」があり、浜松凧を毎年出しているそうです。今回は、阿波おどりグループの事務局長 祥子先生から「凧作り参加者募集してますよ!」と案内があったので、暇そうな阿波おどりの野郎どもを引き連れて、巨大な浜松凧を作りに行ってきました。

なんと、人間より大きいサイズの凧の骨組みを竹串で組んで、



和紙をのりづけし、



絵を転写して



染料を塗る作業をやって完成。



このイベントがあるまで、そもそも浜松まつりなんていうイベントがあり、その中で人間より大きい凧を揚げているということを初めて知りました。こんな凧を一からつくる経験できて思いの他楽しかったです。

ここからは、サンフランシスコがらみの日本文化からみの所感。

サンフランシスコは、日系人・日本人が多い地域で、全米の中でも特に伝統的・サブカル的含めた日本文化が盛んな地域です。しょっちゅう日本文化関係のイベントをやっているようです。日本の凧を揚げてたり、阿波おどりを踊ってたり、三味線や琴を引いたり、太鼓を叩いたり、茶道をやったり、そういう日本の文化がいろいろなお祭が一箇所で凝縮していて、日本より日本の文化を一度に楽しめるお得な地域だと思います。

ただし、少し皮肉なのは、そういう「色々な日本文化が凝縮してて面白いね」という自覚があるのは、

  • 日本文化に強い関心を抱いている日本人以外の人
  • ベイエリアである程度生活経験があり、ある程度、年齢層が高く、日本人の自覚や誇りを持っている人たち
だと思います。ベイエリアに生活してても、若い日本人はそういうことに全く興味がないので、日系コミュニティも文化を継承する日本人がおらず、若干、人材不足な印象です。

手伝ってと言われたら、基本的にはほいほい顔出していましたが、日本の若い方の人たちであんま助太刀してくれる人がいないのか、サンフランシスコ日系コミュニティ(特に伝統文化系)では有名人になってしましました。。。。。。いやいや、若い人ももっと日本人の誇りを持って伝統文化系のコミュニティも応援してね。

Thursday, June 26, 2014

アメリカで見聞きした英語:sponge off one's parents = 親のすねをかじる

今日、ランチの時に同僚が使ってた表現です。急にスポンジの話をし始めたのかとびっくりしました。おそらくスポンジで水を吸い取る = 親のお金を吸い取っているという連想で使われるようになったのでしょうね。

ちなみに日本語では「親のすねをかじる」という表現を使うと説明した時に、妙に暴力的な表現だねと言われて、確かにと思い、語源を調べてみました。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1117852551

いくつかの記事を読む限り、腕やすねは働く上で大事な体の部分ということで、お金を稼ぐ元手という意味合いで使われるようです。なので、「親のすねをかじる」というのは文字通り、すねをかじってるわけではなく、言葉の意味合い通り、親の収入に依存していることを指すわけです。

アメリカで見聞きした英語:He has feelings for her = 彼は彼女に気がある

こっちに来て、よく付き合いのある子は20代の若い子が多いんですけど、若い世代とつるむと恋愛やら男女関係の話、あるいはそういうシチュエーションで使える日本語の話に展開することは多いです。まあ、そんな話をオレに聞くなとツッコミを入れたいところですが。

表題の表現は、そういう中で知った言葉です。

He has feelings for her = 彼は彼女に気がある

日本人にとって一番分かりやすい表現で言えば、He likes her だと思いますが、それよりはちょっと婉曲的な表現のようです。なので、日本語で言えば、「気がある」と訳すのが妥当なのかなと思います。

まあ、堅い話だけじゃなくて、こういうくだらない話も書いてみようかと思います。

Saturday, May 31, 2014

アメリカと日本:両者は自由と責任に対する考え方が真反対の国ですね

昨年10月にこちらに赴任してきて、私の身近な人計3人が解雇されたことを契機に働き方について常にモヤモヤと考えてきました。折しも残業規制撤廃や解雇規制撤廃やら議論されている日本ですが、そもそもどういう社会を目指しているのか人々の間で明確にビジョンが共有されているわけではないように思います。

ということで、日本とは極端な方向に各種労働関係の規制が撤廃されているアメリカの事例を紹介して、向かう先はどのような社会なのか紹介しようと思います。

まず僕の身近な話から。最近解雇された元同僚3人は言動やパフォーマンスに問題ありで会社から解雇されました。
  • 1人(女性)は言動に問題があったとのことで即刻解雇。真相は不明ですが、もしかするとかっとして差別的な発言をしてしまったのかもしれないとのこと。
  • 残り2人は開発者としてのパフォーマンスが認められず、雇用後数ヶ月で解雇されました。

この厳しさを考える上では、アメリカ社会の自由と責任の考え方を理解する必要が有るかと思います。

アメリカ企業での働き方を見ていると、皆さんは一定の責任範囲で仕事を任されており、かなり裁量の大きい働き方をしているように見受けられます。

  • 完全に裁量労働です。
    • 残業の概念はありません。いつどのように働くのかは本人の自由です。午前中の遅い時間に出社する人もいるし、昼3時くらいに退社する人もいます。
    • ただし、別の大陸の人とやり取りするために早朝・深夜・あるいは週末働く人もいますけど。
  • 担当者に仕事遂行に必要な責務が委譲されていて、基本的にはあらゆることを担当者が自分で決めます。
    • 日本の場合、何かと上司や同僚と大勢の人とすり合わせをして時間をかけて合議制で決めていますよね。
    • 今の勤務先は基本的に担当者が全部決めていき、必要に応じて上司に承認を受けたり、同僚にレビューしてもらっています。
      • ただし、日本と比べて責務が委譲されているので、意味もなく関係者とすり合わせはせずに極めて少人数で物事を決めていく傾向にあります。

このようにアメリカ企業では各人が日本と比べて羨ましいほど裁量が大きいです。しかし、自由と責務はコインの裏表の関係にあり、受け持った責務を遂行できているのかは常に厳しくパフォーマンスの評価を受けます。
  • 責務と担当者の関係が明確です
    • 必ず案件と担当者の関係は1対1で紐付けられ、誰の責任か明確に決められてしまいます。つまり、何か問題があると担当者の評価が下がりますし、良い業績だとその人の評価はうなぎのぼりです。
  • 定量的、定性的な360度評価をやります
    • 今の勤務先はBI(ビジネスインテリジェンス)の会社だけあって、バグ管理DBからデータを引っ張ってきて、誰がどのくらいの優先度の仕事を、どれだけこなしているのかモニタリングしています。たまに定量的な業績ランキングが社内に流れたりします。
    • 一方で、評価の際には、上司だけでなく担当者の仕事ぶりをよく知っている同僚からも仕事ぶりを評価を受けます。例えば、今回解雇された人は不具合を多発させている開発者で、QAやカスタマーサポートの仕事を見だしたとしてたいそう評判が悪かったです。

のように責任を明確にされ、厳しくパフォーマンスが評価されます。
これは今の勤務先がことさら厳しいわけではなく、パフォーマンスあるいは経営方針が変わり予算縮小などを理由に解雇されることはよくある話です。実際、スタートアップでデザイナをしている友人は、勤務先にはそれほどデザイナの仕事があるわけではないから、いつ解雇されるか不安だと漏らしていました。解雇されても大丈夫なようにするためなのか、プログラミングのコースを受講し、単純なモックだけじゃなくてちゃんとしたプロトタイピングができるようなスキルを習得しているようです。

こうして、裁量は大きく、評価は厳しい社会で解雇はされやすいですが、自助努力を重んじる社会です。皆、生きるのに必死で、自費で有料のトレーニングを受講するなどして自分のスキルセットを充実させたり、あるいはネットワーキングの機会を設けて今後のトレンドを理解して、次の5年や10年に備えようとしています。

厳しいですが、自発的に、かつ前向きに、時代に合わせて自分を変えていこうとする意思を持つ人が多くいます。こういう社会なので、しょうがないとあっけらかんとしています。個人がどうしたって社会が変わるはずがないんだから。

日本の政府が言っている、成果に基づいた評価を行う社会とやらについて突き詰めた結果、日本の反対側にいる社会のありようはこのようなものです。一方で、日本の状況はどうでしょうか?日本は裁量が小さい代わりに責任を曖昧にする傾向にあり、解雇されるまで責任を問い詰められることは少ないですよね。

私は日本の今の雇用環境もうまくいっているとは思えませんし。特に解雇規制が日本の流動性を奪っているように思ってすらいます。各種規制の撤廃とうまくそれが機能する社会に移行するべきだとは思っています。しかし、日本がアメリカほど極端な状況に進むとは到底思えません。さーて、どうしたらいいもんか。皆さんはどう思いますか?

Wednesday, May 7, 2014

アメリカで見聞きした英語:I can't make it = ごめん、やっぱ行けねーわ

I can't make it は何か約束事をしていたけど、行けなくなったことを先方に伝える際によく使う英語です。I can't come とか I can't join とかも言いますけど、圧倒的に I can't make it が多いです。

初めて聞いた時は何を言っているのか分からず、お前は何を作れないんだと不思議に思いましたが、意味を確認したところ、表題の通りでした。

この I can't make it にかぎらず、日本では全く聞かない表現はたくさんあるようです。特に難しい語彙を使っているというわけではなく、基本的には中学校で使う基本語の組み合わせです。そういう表現を見つけたらまたお伝えしますね。