Saturday, October 26, 2013

なぜアメリカでは小切手がいまだに使われているのか?

こないだ賃貸物件の大家さんところに行って、契約書を交わし、セキュリティディポジットと初月の家賃を支払ってきました。アメリカでの家賃の支払い方法といえば!やはり小切手です。僕の小切手の本物を掲載するのはアレなので、銀行がくれた書き方ガイドの写真をのっけておきます。


これが生まれて初めての小切手なんですよ!と興奮気味に語りながら、大家さんに書き方を教わりながら小切手を書き終え、大家さんに渡しました。おーこれが小切手!と初めての体験で興奮しますが、ふと我に帰って、日本で小切手を使う機会なんてなかったのにアメリカではなぜ小切手を使うのかふと疑問に思いました。

「大家さんになんでアメリカ人は小切手を使っているんですか?」と聞くと、「クレジットカードで決済できないお店とかあるからね。教会への寄付とかでも使えるんだよ。」となんか釈然としない回答。それ両方共日本にあるし、小切手を使い続ける理由にはならないんじゃないのと思いました。

ということで、そもも小切手ってどういうものなのか、なんでアメリカでは小切手を使っているのか、主に日本語のページを読みながら調べてみました。

基本:小切手ってどういう時に使うのか?


私の場合、セキュリティー・ディポジットと家賃の支払しか使ったことありませんが、その他にも以下のような用途で使うそうです。
  • クレジット決済ができない小店舗への支払い、あるいはNPO・教会などへの寄付
    • 習い事の月謝支払いとか、アーティストに絵を書いてもらったとか、も含む
  • 公共料金の支払い
  • 小売店での買い物
  • etc

基本:小切手の決済の流れ


小切手で決済する時の流れは以下のような感じです。
  • 支払う側が小切手に支払先・日付・金額・支払元などを記載し、手渡しか郵送で支払先に送ります。
  • 支払先は受け取り次第、小切手を銀行に持って行って、換金してもらいます。
    • この時、当座預金の残高が足りず、不当たりを出すと支払先と支払い元双方にペナルティーとして手数料がかかってしまうそうです。
  • もし途中で盗難にあった場合などは、銀行に小切手の識別番号を連絡して無効にしてもらうそうです。

基本:元々、小切手による決済ができた背景


これは西部開拓時代にさかのぼって、遠隔に安全にお金を届ける手段として、小切手が導入されたそうです。現金を持ち運ばなくていいし、盗難にあった場合は小切手を止めればいいし、画期的なシステムだったと思います。

話は戻って:なぜアメリカ人は小切手で決済するのか


以下のページの説明が詳しいので掲載します。ただ、結局のところよく分かりません、という感想です。
まず日本人だと素朴に、「なぜクレジット、口座振込み、口座自動引き落としなどで決済しないのか?」という疑問が思い浮かぶと思います。

クレジット決済については、決済の手数料を2〜3%負担し続けるのが許容できない所はクレジット決済を扱わないケースがあるそうです。これは日本でもよくあると思うので、納得です。

次に口座振込みですが、なんとアメリカでは口座振り込み手数料がバカ高いのだそうです。小切手が一般的だからなのか?一般的でない口座振込み手数料が高く設定されているため、口座振込みは使わないのだそうです。日本では途中から口座振込みの方が一般的になり、小切手が廃れたことを考えるとなぜ逆の結果が起きたのか興味がありますが、謎のまま。

そして、口座自動引き落としですが、アメリカは事務手続きにミスが多く、請求を確認せずに自動的に支払うよくな仕組みを許容する人はいないのだそう。必ず請求書を受取り、間違いのないことを確認してから支払うとか。(本当なのかな?アメリカ人そこまで細かいのかな?)

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ということで、日本で一般的な決済方法がなぜアメリカで使わず、小切手が使われるのか調べてきたのですが。結局、アメリカ社会がこうだから小切手が合理的みたいな結論になり、だったら、なんで今のような状況になっているの?というのは分からずじまいです。
もしアメリカ事情に詳しい人がいたら、分かりやすい説明をお願いします。

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