ちょっと寄り道してシリコンバレーの始まりの地、パロアルトへ
朝一でサンフランシスコを出発して、カルトレインに乗ってマウンテンビューに行く途中で、パロアルトで途中下車。「シリコンバレー始まりの地」へ行ってきました。
皆さんは、シリコンバレーがどのように始まったかご存知ですか?実は私あまり知りませんでした。半導体産業から始まったことは知っていて、ぼんやりとインテルが初期の企業かなとか思っていたのですが、旅行ガイドによるとコンピュータメーカーとして日本でも有名なヒューレットパッカードが最初の企業とされているようですね。
創業者のDavid Packard と William Hewlett がヒューレット・パッカードを設立したのが、1938年。若者2人がガレージで起業してというあたりは、その後の Mictosoft / Apple / Google など
シリコンバレー発起業が起業した時の形態の一番最初なわけですね。
(インテルは1968年なので全然新しい企業でした。すんません。)
その当時のガレージは歴史遺産として保存されています。下はその説明を書いているプレート。
ちなみに Wikipedia によると最初の製品は音声発信機(製品名;HP200A) だそうで、最初に購入したのが、あのウォルト・ディズニー・スタジオで、映画館の音声システムに使われたそうです。ほー。
コンピュータの歴史の展示としては世界最大級の Computer History Museum
続いて、Computer History Museum です。こちらは Google 本社があるマウンテンビューにあります。パロアルトからは電車で12分にありました。
そしてこちらが Computer History Museum のおもての写真。中は撮影してませんので、あしからず。
中はコーナーが20個あり、チャールズ・バベッジの機械式から始まり、コンピュータにまつわる技術開発の歴史がものすごい展示されています。純粋に半導体とかコンピュータだけじゃなくて、ゲームとか、テクノとか、UI(マウス、キーボード)とか、AIとか、新しい話題ではウェブとか。コンピュータ産業に関連する話題を網羅しているようでした。単なる機器や資料だけでなく、各コーナーについてかいつまんで紹介するビデオが分かりやすくてなかなか素晴らしかったです。
私は1時くらいに入って、あまりに展示が多すぎるので、一度、おやつ休憩を取って夕方4時くらいまでいました。それでもちょっと見きれないぐらいの量があるので、時間のある時に半日くらいかけてきましょう。。
どういう展示があるかはサイトでも見られますが、だいたいどういうものがあるか、パンフレットを見ながら、いくつか例を挙げておきますね。コンピュータ好きなおじさんホイホイな内容でした。
- シリコンバレーの歴史系
- IBM Disk Drive, 1956
- Hewlet Packard, Founded in 1939
- Intel and Microprocessor, Intel founded in 1968
- SRI Sharkey and the Robot, 1969
- Xerox Alto, 1973
- Atari Pong Prototype, 1972
- Apple I, 1976
- Palm Pilot, 1996
- Google Server System, 1999
- スティーブ・ジョブスがらみ
- Xerox PARC, 1979
- Pixar Image Computer, 1986
- Breakout, 1978
- Apple I, 1976
- Apple II, 1977
- Apple Mackintosh, 1984
- NeXT Cube, 1990
- iPod, 2001
- iPhone, 2007
- ダグラス・エンゲルバートがらみ
- NLS screenshot, mouse, & keyset, 1968
- Mini-Movie "Hypertext Pioneers"
- IMP, 1969
- Email: Greg Noel to Elizabeth, 1976
- Engelbart Mice and Drawings, 1968
- Xerox Alto, 1973
とりあえず挙げてもきりがないくらいたくさんあります。子供もたくさん来てましたが、これは完全にコンピュータ大好きおじさん向け、あるいはコンピュータ産業の成り立ちなど歴史面に興味ある大人向けでしょうね。
なにより興味ある方はぜひ行ってみてください。かなり引き込まれますよ。
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